白内障手術後に起こり得る目の症状

白内障手術後に起こり得る目の症状

photo by anieto2k

 

白内障の唯一の治療法と言われている白内障手術ですが、元の目の状態に戻るわけではありません。そのことを理解せずに手術を受けてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。後遺症や合併症ではなく、確実に”見え方”に違いが出ますので、事前にどのような症状になるのかを確認しておきましょう。

 

白内障手術後の目の違和感の種類

手術後に多い目の違和感の症状は下記のようなものが挙げられます。

  • 眼が充血したりゴロつく
  • 涙が出る
  • 若干かすむ
  • 光がにじむ
  • 眼内炎

これらは、角膜のむくみや虹彩の炎症、眼圧の上昇などによる症状で通常このような症状は1〜2週間程度で治まります。

 

この中で特に注意が必要なのは細菌感染による眼内炎です。治療をしないと失明の危険があります。特に手術直後に起こりやすいので注意が必要です。症状が出現したら、早めに受診してください。

眼内炎で見られる症状

  • 急激な視力低下
  • 眼の充血が強くなる
  • 目が激しく痛む
  • めやにが大量にでる

 

また、手術後2週間~1か月ごろに、視力に重要な役割を果たす網膜の黄斑部にむくみが一時的に起こすことがあります。自然に治る場合もありますが糖尿病やぶどう膜炎などを患っている方、網膜の血管閉塞などが原因の場合は適切な治療をしないと治らない場合があります。炎症を予防するため、術前から抗炎症薬を点眼します。それでも術後に黄斑浮腫が生じた場合は内服薬で治療することになります。受診が必要です     

 

また、合併症で最も多いのは手術で残した後嚢が濁る後発白内障です。これは別の項目で詳しく説明してあります。

 

手術後に現れる〇視症って何?

手術直後に、ものが青みがかって見える場合もあり、これを青視症と言い、赤っぽく見える場合を紅視症といいます。正常な水晶体は通常年齢と共に黄色みを帯びています。これに眼内レンズの無色透明なものを挿入すると青っぽくみえるようになります。時間が経過すれば自然に見え方が慣れてきて気にならなくなります。

手術後も定期的に眼科で検査を受け、後発白内障が発症していないか他の眼の病気を発症していないかどうかチェックすることが大切であり症状が出現したら早めに受診し医師と十分に相談するようにしましょう


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