徹底解説!フリー体ルテインとルテインエステルの違いと正しい使い分け方

徹底解説!フリー体ルテインとルテインエステルの違いと正しい使い分け方

 

ルテインにはフリー体ルテインとエステルルテインの2種類があります。当サイトでは『正直、どちらのルテインを選んでも大きな差はない』というのが基本的な考え方です。しかし、この2つには明らかな違いがあるので、それを理解したうえで適切なルテイン選びと適切な摂取方法を学びましょう。(長文ですが大切なことなので是非!)

 

【目次】

  1. そもそもフリー体ルテインとエステルルテインって?
  2. 実験で分かった2つのルテインの意外な関係
  3. 実験と日常生活の大きな違い
  4. 結論!フリー体とエステル体のメリットデメリット
  5. フリー体ルテインとルテインエステルの違いまとめ

そもそもフリー体ルテインとエステルルテインとは?

 

ルテインサプリなどを見ていると出てくる『フリー体ルテインとルテインエステル』の2つのルテイン。あるサイトではフリー体がいいと紹介されたり、また別のサイトではルテインエステルの方がいいと紹介されたり…その違いを正しく理解するためにもまずは2つのルテインのことを知りましょう。

 

フリー体ルテインとルテインエステルの違い

ホウレンソウやケールなどの緑黄色野菜に多く含まれるルテインですが、これらのルテインは摂取してもそのままの形では身体に吸収されません。植物から抽出した段階のルテインをルテインエステルと呼びます。

 

ルテインエステルは分解酵素によって脂肪酸とフリー体ルテインに加水分解されることで血液中に吸収されるようになります。つまりルテインエステルから脂肪酸を抜いたものがフリー体ルテインになります。

 

ルテインエステル=脂肪酸+フリー体ルテイン

 

つまりフリー体ルテインの方がいいってこと?(誤解1)

上記の関係を見ると、血液中のルテインの形に近いフリー体ルテインの方がより吸収されやすそうな印象を持つかもしれません。実際、多くのサイトでそのような説明がされています。しかし、ある実験によってその常識が覆されました。その実験を次に説明します。

 

実験で分かった2つのルテインの意外な吸収量

 

オリザ油化株式会社が行った実験によると、フリー体ルテインとルテインエステルの吸収量は想像と違う結果が出ました。

 

2つのルテインの吸収量の差

参照:オリザ油化株式会社HP

 

これはヒトを対象に行ったルテインエステルとフリー体ルテインの吸収量比較の実験結果です。より体内のルテインに近い形であるフリー体ルテインの方が吸収量が低いという結果が出てしまいました。ちなみにマウスを対象に行った実験でも同様の結果となっています。

 

ルテインには脂溶性という特徴がある

このような差がついた理由に『ルテインが脂溶性である』という特徴が挙げられます。水溶性が水に溶けやすいことを示すように、脂溶性は脂肪酸に溶けやすいことを意味します。つまりルテインエステルが加水分解される際に生じた脂肪酸によってフリー体ルテインがより吸収されやすくなったと考えられます。

 

じゃあやっぱりルテインエステルの方がいいってこと?(誤解2)

この実験結果を見れば明らかにルテインエステルの方が吸収率がよく見えます。ではルテインサプリはルテインエステルを使ったものの方がいいのでしょうか?しかし、実験と日常生活は全く別物です。それを踏まえて次の章をご覧ください。

 

ルテイン吸収量の大きな誤解

 

これまでの結果からフリー体ルテインよりもルテインエステルの方が吸収されやすいことが分かりました。しかし、実験のような特殊な状況ではなく日常生活においても同じ結果になるのかというと疑問が残ります。

 

というのもルテインエステルの方が吸収されやすい理由は『ルテインエステルが分解された際に出てくる脂肪酸のおかげ』でした。脂溶性のルテインがより溶けやすい状況が作れていたワケですね。しかし、この実験内容は大きくミスリードさせてしまう可能性のあるものでした。

 

ルテイン比較の実験で考慮されていないこと

実は上記のヒトを対象にした実験では、実験期間中の食事として『食パン1枚 (5枚切り) ,クリームチーズ,ローファットヨーグルト,アップルジュース』を食べていました。このような食事をしている人を一般的といえるでしょうか?

 

生活習慣病が問題になるほど現代人の食事には脂質(脂肪酸)が含まれています。ルテイン比較の実験はかなり特殊な環境で行われており、日常生活においても全く同じ結果になるとは考えられません。つまり、日常生活においてはフリー体ルテインもエステルルテインも食事によって得られる脂肪酸によって吸収されやすい状態にあると考えられます。

 

フリー体ルテイン摂取時の注意点

但し、サプリを朝飲むという方は注意が必要です。眠った後というのは晩御飯から長い時間が経っており、体内の脂肪酸量が減っていることが考えられます。また、朝食時に十分な脂質を摂る方は少ないでしょう。ですのでサプリを朝飲む習慣のある方はルテインエステルを使ったサプリの方が適していると言えます。

 

結論!フリー体とエステル体のメリットデメリット

 

ここまでの説明を踏まえて、改めてフリー体ルテインとルテインエステルのメリット・デメリットを紹介します。

 

ルテインエステルのメリット・デメリット

【メリット】
飲むタイミングに関係なくルテインが吸収されやすい状態にある

 

【デメリット】
ルテインエステルを使用したサプリの場合、『ルテイン〇g』という表示の半分は脂肪酸であるため、実際体内に吸収されるルテインは表示量の半分。

 

フリー体ルテインのメリット・デメリット

【メリット】
サプリに表示されているルテイン量がそのまま摂取できる

 

【デメリット】
飲むタイミングによっては吸収率が悪くなる(朝は避けるべき)

 

※1.『フリー体ルテインよりもルテインエステルを使ったサプリの方が安い』と書いたサイトもあります。しかし、ルテインの種類によってサプリの価格が変わることはほぼありません。それよりも含有量や他の成分による差が大きいと言えます。

※2.サプリによってはどちらのルテインを使用しているか表示がない場合があります。基本的に表示が無いサプリはルテインエステルを使っているとお考えください。

 

フリー体ルテインとルテインエステルの違いまとめ

フリー体ルテインとルテインエステルの違いまとめ

 

フリー体ルテインとルテインエステルのどちらが優れていると決めつける必要はありません。それぞれの特徴を理解して自分に適している方を選択すればいいのではないでしょうか。

 


 

 

 

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